諸祈願・蟲封
蟲封祈禱
蟲封祈禱について
正保三年(1646年)、三代将軍の厄除祈禱を執行して以来、幕府の祈禱所として月々祈禱札を大奥に納め、幕末に至るまで代々の将軍の信仰厚く、将軍の参詣も数十回に及びました。特に小児の蟲封祈禱は江戸市民の間にも信者が多く有名でした。
維新後には、明治十二年(1879年)大正天皇御誕生の折、中山一位局(明治天皇御生母)の御参拝があり、年々御蟲封を謹修し御守札を献上しました。各内親王御誕生の際もそれぞれ中山一位局より御使の差遣があり御蟲封を下命されました。
明治三十四年(1901年)、昭和天皇御生誕にあたっては柳原一位局(大正天皇御生母)の御参拝があり御祈禱を奉修し、以来各内親王御誕生の都度同様に御祈願があり、又常に御代拝を遣されました。
昭和に至り、上皇陛下を始め親王、内親王御生誕の際にも柳原一位局より同様に宮中へ御守札を献上しました。戦後にも今上陛下御生誕に際し御蟲封を謹修、御守札を宮中及び東宮御所へ奉献し、現在も親王、内親王、皇族方の御祈禱も年々奉修しています。
また一般の方々の御祈願も年々数を増やしており、今日では二代、三代に渡って蟲封祈禱をされる方も大変多くなっております。
蟲封祈禱とは?
小児(新生児から15歳の元服まで)の癇の虫(かんしゃく)を封じる御祈禱です。
社務所にて『御住所・御名前・御年齢・保護者の方の御名前』などをお聞きしました後、『護符』という飲んでいただく御札とお持ちいただく御守をお渡し致しますので、御自宅に帰られました後、神社にてお渡しする際の説明の通りおまつりください。
※満15歳以上の大人の方への御祈願は『癖封じ・病気封じ』となります。
蟲封祈禱を御受けになる方
受付
御昇殿いただく御祈願ではございませんので、一年中、朝九時から夕方四時までに社務所へお越しください。
受付の際に御用意いただくもの
- マンション名、建物名を含めた詳しいご住所
- 蟲封されるお子様の保護者のお名前
- お子様のお名前
- 受付日時点でのお子様の満年齢
以上が必要となりますので事前に御準備ください。
受付された後
御自宅にお渡しした御守と護符をお持ち帰り頂き、護符は『受けた翌日と翌々日』の二回に分けて、『御自宅で朝一番に採れる初水(水道水や井戸水)』でお子様へ飲ませていただき、御守は一年間お子様のおそばにあるように身に着けてお過ごしください。
※乳幼児のお子様は朝一番に採れた初水を白湯にしたりミルクにして飲ませていただいてもかまいません。
※ミネラルウォーターなどの他所で採れた水は使用してはいけません。
御祈願
その他、諸祈願を御受けになる方
御昇殿いただく御祈願についての注意点
- 必ずご予約ください。日によっては祭典等によりお受けできませんので、いくつか候補日を作っていただきお問い合わせください。
- 着装を改めていただける場所はございませんので予め御着物等を御着装の上でお越しください。
- 御昇殿いただきますので、スーツ等でお越しください。半袖短パンなどの相応しく無い服装であると判断した場合、御参列をお断りさせていただきます。
- 殿内での写真や動画の撮影録音は一切禁止です。
- 本来であれば氏神様で行うのが最良ですが、当社に御縁がある方で御祈願された方は必ずお近くの氏神様へ御挨拶の御参りだけはされてくださる様お願いいたします。
初宮詣
- 一陽来復頒布期間(冬至より節分)を除き年中受付
- 前日までに穴八幡宮社務所へお問い合わせください。(朝九時から夕方四時半迄)
- お祝い事ですので祭典を斎行する時間は午前中となります。
『09:30』『10:00』『10:30』『11:00』『11:30』の中でお選びください。
七五三詣
- 一陽来復頒布期間(冬至より節分)を除き年中受付
七五三の時期以外ですと授与品が一部ない場合もございます。お問い合わせの際にお尋ねください。 - 前日までに穴八幡宮社務所へお問い合わせください。(朝九時から夕方四時半迄)
※十月最終週から十一月第三週までの土日祝日は予約不要です。 - お祝い事ですので祭典を斎行する時間は午前中となります。
『09:30』『10:00』『10:30』『11:00』『11:30』の中でお選びください。
※十月最終週から十一月第三週の土日は九時半より順次受付いたします。複数組同時に行う場合もございますので御了承ください。同じく午前中の内にお越しください。
車祓
- 一陽来復頒布期間(冬至より節分)を除き年中受付
- 前日までに穴八幡宮社務所へお問い合わせください。(朝九時から夕方四時半迄)
- お祝い事ですので祭典を斎行する時間は午前中となります。
『09:30』『10:00』『10:30』『11:00』『11:30』の中でお選びください。
御昇殿いただかない御祈願について
当社では病気平癒や開運、厄除などの御祈願に関しては御昇殿頂かず社務所にて受付をしていただきます。御祈願は受付された翌日から一年間、毎朝受けられた方のご住所に向かい御祈願させていただく間接的な御祈願となります。
受付後、御札と御守をお渡しいたしますのでそちらをお祀りいただき一年間お過ごしください。
御札は御自宅や会社の神棚にお祀りいただくか、文字が南か東に向き目線よりも高い位置でお祀りください。
御守は受けた方がお財布やお金を入れるモノを避け、カバンや定期券入れなどに入れ、一年間身のそばにあるようにお持ちください。
受付時に必要なもの
『マンション名や建物名を含めた詳しいご住所』
『会社の祈願であれば会社名』
『お名前』
『受付時点での満年齢』
『詳しい御祈願内容』
以上を御準備いただき御来社ください。
その他、結婚奉告祭や成人や喜寿・米寿などの人生儀礼
- 一陽来復頒布期間(冬至より節分)を除き年中受付。
- 御昇殿いただく御祈願でございますのでスーツ等でお越しください。
- 要予約ですので、必ず前日までに穴八幡宮社務所へお問い合わせください。(朝九時から夕方四時半迄)
- お祝い事ですので祭典を斎行する時間は午前中となります。
『09:30』『10:00』『10:30』『11:00』『11:30』の中でお選びください。
※結婚奉告祭については事前の準備等もございますので早めにお問い合わせください。
要予約で出張する祭典
- 地鎮祭
- 埋井祭や樹木伐採祭
- 新室・新居祓
- 事務所開設祓 など
『牛込高田町』 『若松町』 『原町二丁目』
『馬場下町』 『戸山一丁目』 『原町三丁目』
『早稲田南町』 『戸山二丁目』 『納戸町』
『喜久井町』 『戸山三丁目』
上記氏子区域内においてのみ出張祭典を執り行っております。
施主様にご準備いただく物(榊や神饌など)のご説明もございますので、御希望の方は必ず斎行される日のひと月前までに穴八幡宮社務所へ御電話お願いいたします。
※上記区域以外の出張祭典は行っておりません。ご自身の氏子区域がわからない場合はお近くの神主がいる神社にお問い合わせいただくか東京都神社庁へお問い合わせください。