一陽来復御守
一陽来復御守とは
冬至祭は洋の東西共に復活祭として重要視された日で、この日に祭典を行う社寺は各地にありますが、当社において冬至祭の日から節分まで頒布する一陽来復御守は、他に類例の無い全国唯一のものです。
この御守は、当社に伝えられる福神(打出小槌)に起因するもので、この打出小槌は新編武藏国風土記に記載があるように、公家の水無瀬家が山城国国宝寺より感得したものを当社に納めたもので、聖武天皇が養老七年の冬至の日に龍神により授けられた宝器と伝えられております。
穴八幡宮の一陽来復御守は、江戸中期より年々冬至の福神祭に授与された独特のものであり、金銀融通の御守とも呼称されております。
一陽来復御守を頒布する期間
毎年12月冬至の日から2月節分の日まで
おまつりのしかた
一陽来復御守を自宅・会社でおまつりする事ができる日
『冬至(例年12月22日前後)・大晦日(12月31日)・節分(例年2月3日前後)』
この三日の内で御自身の都合のよろしい日を選び、その日が終わる夜中12時(0時)ちょうどにおまつり下さい。
例:令和三年度冬至におまつりする場合は
冬至(12月22日)から翌日(23日)に変わる瞬間である12時丁度
大晦日(12月31日)から元旦(1月1日)に変わる瞬間である12時丁度
節分(2月3日)から立春(2月4日)に変わる瞬間である12時丁度
※その年の暦によって冬至と節分は前後しますので必ず一陽来復御守と一緒にお渡しする説明書をご確認ください。
一陽来復御守のおまつりの仕方
御自宅の場合
自宅で日頃皆様が集まるリビングや居間でおまつりします。
そのおまつりする部屋の中心から一陽来復御守と一緒にお渡しする説明書に記されている『恵方』に『一陽来復』の文字が向くようにおまつりください。
※キッチンや押入などが一緒になっている様な間取りの場合、『キッチンや押入部分は除いた上で』リビングの中心から方位を決めてください。
会社の場合
代表の方のお部屋もしくは社員皆様がいらっしゃるお部屋の中心から方位を図っていただき、恵方に『一陽来復』の文字が向くようにおまつりください。
御守を壁や柱におまつりする際の注意点
- 和のりなどの接着剤で、台紙などは使用せず『壁や柱に直接』おまつりください。
- 画鋲などで刺す、御守の上からテープで壁に押さえつけるといった事は絶対にしてはいけません。
- おまつりする場所が神棚や他の神社の御守と一緒になった場合は、上下差をつけず並べておまつりください。
- エアコンや扉などの障害物がある場合は左右どちらかにおまつりする場所をずらし、一陽来復の文字が恵方を向くように糊をつける位置を工夫していただきおまつりください。
外し方
やむを得ず御守をはずさなければならなくなった場合
御守が落ちてしまった場合
落ちてしまった御守を再度おまつりする事はできませんので、すぐに白い半紙や封筒で包んでいただき穴八幡宮社務所へ御納めください。
移転・転居する場合
同じく新居へおまつりすることはできませんので、移転前に外していただき穴八幡宮社務所へ御納めください。
※御守が落ちてしまったり、転居などやむを得ない事情により途中で外してしまったとしても、おまつりする日時が重要な御守でございます。
なので、朝9時から夕方4時までに社務所へ御守をお納めいただき、御神前で神様にその旨を御報告する御参りをしていただければ結構でございます。